2022年9月2日。
前回の「うつ病(フリーズ状態)」から二日目。
朝起きたときの頭の状態は普通だった。
体の調子は良くも悪くもない。
車で通勤しているときも特段、悪くない。
職場に着いて、机に向かったときも、うつ病の予感は感じられない。
「いい感じだ。」
その時、ふとこんな考えがよぎった。
「明日は土曜日だ。」
「休日出勤ではあるが、ストレスがある仕事ではない。」
「仮に今日、仕事に集中して燃え尽きたとしても、明日に支障はないだろう。」
「今日はできる限り全力で仕事をしてみようじゃないか。」
その言葉通りに、僕は、「今やっている仕事」に意識を向け、
集中して仕事に取り組んだ。
一つ仕事が終われば、次。
また一つ仕事が終われば次。
かなりのハイペースで仕事をこなした。
気分は悪くない。
むしろ、「乗ってきた」感じだ。
しかしながら休憩は大事だ。
昼休みは逆に、完全に仕事から離れることに意識を向けた。
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午後も全力で仕事に取り組んだ。
その結果、自分が今日やるべき仕事が、早期に終了したのだ。
だが、達成感はあまりなかった。
「あっけなかった。思ったより早く終わったな。」
これが正直な感想だった。
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一休みして、気持ちをリセットすることにした。
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さて、次は何をしようか?
来週やるべき仕事で、前倒しできる仕事がないかを探した。
前倒しできるいくつかの仕事を探しあてた。
定時までの残りの時間で、出来る限り、来週する予定の仕事に取り組んだ。
そして、定時と同時にパソコンを切って、帰ることにした。
僕は、上司の人が仕事をしていても、何もなかったかのように帰宅するようにしている。
うつ病を本気で治そうとして以来、
僕は、他の人の仕事の状態や顔色を気にしないようにしている。
もちろん始めの内は、うしろめたさもあり、定時で帰るのは少しばかり勇気が必要なことだった。
しかし、慣れてしまえばどうってことない。
もし自分が遅くまで仕事をしていたとして、上司や部下が先に帰ったことを想像してみても、僕は何も感じない。
普通に「お疲れ様でした。」と言うだけだ。
自分がそう感じるならば、おそらく大半の人も同じように感じるだろう。
結局のところ、
「お前の顔を気にしているのは、お前だけ。」
なのだ。
アドラー心理学で有名な言葉だ。
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帰宅後、早目の夕飯と風呂を済ませた後、
お茶を片手にこのブログを書いている。
またしても、滑稽な話だ。
先日は、地獄な気分で一日の大半を過ごしたのだが、
今日は、ハイな気分で仕事が出来たのだ。
しかしながら、心からの幸福感はない。
至って普通の状態だ。
本当にジェットコースターのように、気分の浮き沈みがある毎日だ。
でも、これが「うつ病」だ。
明日は休日出勤だが、計画通りに仕事が出来ればと願うばかりだ。
2022年9月2日 オトキヨ記