2022年8月31日。
今日は久しぶりに「うつ病状態」に陥り、
「フリーズ状態」になった。
朝起きてから、若干、頭の調子が悪かったが、出社できないほどではなかった。
通常通りに出社して仕事をしたが、どうも調子が悪い。
パソコンを使って仕事をしようとしたが、自分が使うファイルにたどり着けない。
数回試したが、自分が開こうとしているファイルを探し出せないのだ。
「まずい、まずい、このままだとフリーズ状態になる。」
と思いながらも、焦らないように、一つずつ丁寧に仕事をしようとしたが、
急に「アイツ」はやって来た。
僕自身、特有の「フリーズ状態」になってしまった。
フリーズ状態になってしまっては、自分ではどうしようもなくなる。
自分自身がコントロール出来なくなるのだ。
「すぐにこの場から立ち去りたい。帰りたい。横になりたい。」
という感情にさらされる。
帰ると体や脳は楽になるが、その反面仕事は溜まる。
誰かが代わりに仕事をやってくれるわけではない。
仕事の総量は変わらない。
このまま、頑張って少しずつでも仕事を続けるか、
体と脳を休ませて、仕事の総量を増やすかという「天秤」にかけて考えた。
しかし今までの経験上、フリーズ状態の僕は、何もできない。
「思考停止状態」になる。
幸い今日必ずやらなければならないことは、TV会議が一つあるだけだ。
TV会議なら在宅勤務でもなんとかなる。
そう考えたら、速攻で仕事をすることを諦めた。
帰ることにした。
職場の同僚は僕がうつ病であることを知っている。
正直に、
「今日は頭がおかしいので帰ります。」
と伝えた。
同僚は、
「いいよ。帰って休みなよ」
と言ってくれた。
いい会社だ。つくづくそう思う。
「うつ病で何もできないはずなのに、帰ることはできるんだよな。。。」
と、僕は一人言のように言った。
すると女性の事務員さんが、
「安心できる場所には、帰ることが出来るってことだよ。その場所があるだけでも、良いことじゃないですか。」
と言ってくれた。
確かにそうだ。
幸い僕には、家族がいて、今は家族がいる自宅から毎日出社することができている。
本来、単身赴任が多い業種ではあるが、今は会社が病気である僕を配慮してくれるおかげで、
自宅から通える環境にある。
幸せな環境にあるのだ。
ー------------------
幸せな環境にあることに感謝をしつつ、自宅に帰った。
自宅についてから、すぐにパソコンを立ち上げ、テレビ会議の準備をした。
テレビ会議だけは、なんとかやり遂げた。
妻がテレビ会議の会話を聞きながら感じたことがあるらしい。
僕が苦しい状況の中、無理やり言葉を発しているように聞こえたらしい。
自分ではうまく病気をごまかしながらTV会議をしたつもりだったが、
妻には無理していることがわかったらしい。
ー-------------------
テレビ会議の後は、すぐにベットで横になった。
本当は外に出て散歩をしたり、ジョギングをしたりして、
早くうつ状態を治したかったが、あいにくにの雨だった。
しょうがないので、寝ることでエネルギーの回復をしようとした。
こんな日中から寝れるはずないことはわかっていたが、
今は寝ることでしか、うつ病の治し方は浮かばなかった。
だけど、ひと工夫はして、横になっていた。
「きっと明日はよくなる、僕は今日だけがうつ病だ。」
と言い聞かせた。
また、決して自分を責めず、
今日出社できたこと、最近やったことを思い出して、
そのことに対して自分を褒めた。褒め続けた。
ー-------------------
その甲斐があってか、16時くらいには、うつ状態から回復した。
まさに「うつ病あるある」だ。
朝に気分が悪くなり、夕方になると回復傾向に向かう。
気分が回復した夕方に、こう思うようにした。
「今日は無かったことにしよう。」
と、リセットすることにした。
「今日のことも、明日のことも、今は考えないようにしよう。」
「今を生きよう。」
ー----------------
こんな思いの中で、今ブログを書いている。
なんて滑稽な話しだろうか。
今朝、あんなに苦しい思いをしながら生きていたのに、
今は幸福感を感じながら生きているのだ。
しかも、焼酎を片手にこの記事を書いているのだ。
「明日は、気持ちよく出社できますように。」
こう唱えながら、気持ちよく眠れることを願おう。
2022年8月31日 オトキヨ記