「今を生きる」とは?
この記事は、
「体を動かすことはできるけど、抑うつな気分の人」、
「嫌なことばかり考えて、負のスパイラルに陥っている人」
にオススメなうつ病対策になります。
この記事の目的は、「今を生きる」ことです。
「今を生きる」ということは、今まさにやっているその瞬間、その事柄に意識をむける・集中するということです。
僕の主治医も言っていました。
「うつ病の人は、内省ばかりする。うつ病のときの内省はよくない。もっと外に意識を向けた方が良い。」
※内省(ないせい):自分の心と向き合い、自分の考えや言動に対して深くかえりみること。
一見すると、内省は良いことのように思えますが、うつ病のときは、ネガティブなことを考えてしまいがちなので、むしろ逆効果になることが多いでしょう。
外に意識をむけて、「今を生きる」ことで、内省することがなくなります。
嫌なことばかり考える負のスパイラルから脱却することができます。
「名のある家事」からはじめよう。
うつ病の人がネガティブなことを考えないようにする方法として、僕は、「名のある家事」をすることをオススメします。
洗濯をする、洗濯物を干す、洗濯物をたたむ、食器を洗う、部屋をそうじする、などです。
大事なことは、今している家事だけに意識を向けることです。
今している家事だけを集中してやってみて下さい。
例えば、
「今は皿を洗う。。。次はコップを洗う。。。」
「今自分はシャツを干している。。。次は下着だ。。次は。。。」
上記のように、心の中で今意識していることを、唱えながらやってみてください。
そうすることで、雑念にとらわれることなく、「今を生きる」ことができます。
僕の場合
僕の場合も抑うつ状態になると、頭の中は、考えてもしょうがないことや、ネガティブなことばかり繰り返し考えていました。
その負のスパイラルを断ち切るために、「名のある家事」を一つずつ丁寧に取り組みました。
そうすると、少なくとも、家事をしている間はネガティブなことは考えずにすみます。
外に意識が向いているので、「今を生きる」ことができているのです。
一通り、家事が終わった後は、少しだけですが、頭がスッキリします。
加えて、家事をすることで家の中もキレイになるので、良い気分になったものです。
まとめ
今回は身近な家事を例に取りましたが、もちろん家事でなくても結構です。
自分が今まさにやっていることだけに、意識を向けて集中することで、内省することなく、「今を生きる」ことができます。
普段は面倒くさく思える家事も、うつ病の時は、気分を和らげてくれる活動の一つになります。
抑うつ気分で、どうしても内省してしまう人は、是非試してほしいうつ病対策になります。
そうしていく内に、一つ気づかされます。
「今を生きる」とは、一見難しそうに思えますが、案外単純なことに気づかされます。