はじめに
この記事では、「うつ病とは何か？」をメインテーマとして、うつ病の症状、うつ病になるきっかけ、うつ病になりやすい人の性格、うつ病の特徴についての一般論を紹介しています。
初めて心を病んだあなたや、周囲にうつ病患者がいるあなたに、うつ病とはどんな病気なのかを、まず知ってもらえればと思ってまとめた記事です。
また、それぞれの項目の中で、僕（オトキヨ）自身に該当する項目についても紹介しています。
僕自身に該当する項目についてはマーカーをしています。
もしかしたら、あなたにも該当する項目があるかもしれません。
うつ病とは何か？
『うつ病とは、脳機能の低下・異常からくる病気です。』
昔は、心が弱い人が病んでしまう症状とされていました。
まるで、その人自身に問題があり、その人自身が悪いような言われ方をしていました。
しかしながら、今では誰でも一歩間違えればなってしまう「病気」とされています。
また、うつ病は別名「気分障害」とも言われます。
僕の主治医はうつ病に関して、
「うつ病は脳の病気です。病気なので必ず治ります。」
と断言しています。
僕は主治医のこの言葉で本気で、うつ病を治そうと決心しました。
中途半端な治療ではなく、完全に治そうと心に決めました。
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うつ病とは、「憂鬱な気分が続く。」、「何もする気にならない」などの精神状態の異常や、心が安定しない状態が継続的に続くことをいいます。
また、精神的な異常だけではなく、「体がだるい」、「ため息が出る」などの、身体的に異常が発生することもあります。
うつ病の精神症状は？
うつ病の一般的な精神症状（異常）を下記にまとめました。
また、僕が実際に出た症状、該当する項目にはマーカーをしています。
＜自覚症状＞
・悲しい気持ちが続く。（悲哀）
・憂鬱な気持ちが続く。（抑うつ）
・何もしたくなくなる。（意欲低下）
・何事にも億劫になる。
・何も考えれなくなく。（思考停止）
・何事にも関心がなくなる。（興味の喪失）
・過去を悔やむ。
・死にたくなる。（自殺願望）
・決断力が低下する。
・集中力が低下する。
・イライラする。
＜周囲の人から見た時の症状＞
・元気がない。
・口数が少ない。
・顔（表情）に感情が見られない。
・涙もろい。
・活動性が低い。
・仮性痴呆（痴呆（認知症）のようにみえる。）
うつ病の身体症状は？
次にうつ病時の身体症状について、まとめました。
・体がだるい、重い（倦怠感）。
・睡眠障害
→不眠症（熟睡不能）
→早朝覚醒（早く起きてしまう）
・食欲低下
・体重減少
・性欲低下（性障害）
・原因がわからない疼痛（とうつう：ズキズキ痛むこと、うずき）
→頭痛、腹痛、腰痛など
・ため息
・息苦しさ
・動悸（どうき：心臓の鼓動を感じ、不快になる）
うう病になるきっかけ、引き金は？
うつ病になるきっかけの例を下記にまとめました。
・職場の配置転換のあと（昇進・転職・就職）
・過労（働きすぎ）
・子供が結婚や進学で家を出て行ったあと（空の巣症候群）。
・家族のメンバーが入れ替わるなどの変化のあと。
・病気や負傷によって生活パターンが変わったとき。
・心理的負担が急激に増加したとき。
・心理的負担が急激に軽減したとき（荷下ろしうつ）。
・出産のあと（マタニティブルー）。
・引越しのあと。
・愛着する人、物事、財産を失ったとき。
・季節や天候の変化（季節性うつ病）。
うつ病になる人の性格は？
うつ病になる人の性格を下記にまとめました。
・仕事熱心
・凝り性
・徹底的
・正直者
・真面目
・几帳面
・強い正義感がある人
・義務責任感が強い人
・ごまかしやズボラなことができない人
・仕事中毒（過労）
・他者への配慮が強い人
・他者との共生傾向が強い人
・自己肯定感が低い人
僕はうつ病になった時に、周囲の人から
「お前は真面目だからなぁ。。。」
「真面目過ぎるんだよ。気楽にやろうぜ！」
「真面目過ぎると良くないよ」
などと、言われました。
「真面目」というキーワードを本当にたくさん聞きました。
うつ病になって初めて、自分が世間一般的からすれば「真面目な性格」であることを知りました。。。
うつ病の特徴は？（うつ病あるある）
・朝方に抑うつになる。
→昼過ぎから夕刻になると症状がやわらぐ
・1日の内で、気分の変動が激しい（日内変動）。
・朝早くに目が覚める。
・天気が悪い日は、気分がすぐれない。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
うつ病について、少しは理解してもらえたでしょうか？
今回、うつ病の症状の一般論をまとめましたが、
うつ病の実際の詳細な症状については、人それぞれ、千差万別です。
私もうつ病発症当初、どうしても治したくて、いろいろな人に症状を聞きました。
そこでわかったことは、「気分がすぐれない」や、「倦怠感がある」などの、おおまかな症状は皆同じなのですが、症状の詳細については、人それぞれに違うということでした。
症状が全く同じという人はいませんでした。
皆、一人一人が独特な感覚でうつ病の症状を語っていました。
確かに脳の病気なので、詳細な事まではわからないはずです。
私達が勝手に「うつ病」という「ひとくくり」にしているだけかもしれません。
（参考文献：うつ病、躁うつ病（カオス出版））
⇩次の記事は、僕（オトキヨ）自身のうつ病の詳細な症状についてです。
