車メンテンナンス貯金 概略
「車メンテナンス貯金」は家計の中でも、大きな柱となる項目です。
車を保有している家では、絶対におすすめな家計簿項目になります。
これは、車を維持していく上で必要なお金を、毎月先取りして積立貯金をすることです。
「車は維持費が掛かるよ!」と良く耳にすると思いますが、実際に費用を洗い出してみると、確かに車に関する費用は大きいです。
税金や車検時には、いきなり大きな出費が家計に降りかかってきます。
しかしながら、必要経費なので節約することは難しいです。
そこで、車に関する必要経費を平滑化しようと試みたのが「車メンテナンス貯金」です。
具体的に何をするかというと、2年間で必要な車に関する費用を洗い出し、その費用を分割して毎月積立貯金をします。
なぜ2年間というと、金額が最も大きい「車検」の期間に合わせているからです。
実際の内訳ですが、以下で構成されています。
○車検費用:(1回/2年)
車検時にかかる法定費用(自賠責保険、重量税等)を含む。
○車検時修理費用:(1回/2年)
車検時の修理・部品交換費用。
○任意保険:(1回/1年)
契約期間は人それぞれ。
○自動車税:(1回/1年)
毎年5月頃に送られてくる請求書。
○エンジンオイル
走行距離3,000~5,000キロに1回交換、もしくは半年に1回交換
(↑オートバックス等でよく言われる交換時期です。)
○オイルエレメント(フィルタ)
エンジンオイル2回交換につき、1回交換
上記の項目について、2年間(24ヶ月)で支払う費用を計算して、24ヶ月で割った金額を毎月の積立金額としています。
実は、この中に維持費として重要だろうと思われる、ガソリン代、高速料金代、タイヤ代は含めていません。
オトキヨ家では、ガソリン代と高速料金は絶対必要経費ととらえて、使用した分・利用した分はそのまま払っています。
「今月はガソリン代が多かったから、来月はガソリン入れる量を減らそう!」
とはなりませんよね?
高速料金代も考え方は一緒です。
また、オトキヨ家では、ガソリン代が毎月○万円と、高額にもならないという理由もあって、車メンテナンス貯金の項目からは除外しています。
家庭によっては、職場が遠かったり、通勤に高速を使ったりなど、家庭の事情で毎月ガソリン代などが、ある程度家計の割合いを占める出費なら、項目に加えてもいいかもしれません。
次にタイヤですが、タイヤは実際いつ替えるかを、オトキヨ家では決めてないので項目から除外しています。
スタッドレスタイヤだと、交換時期がタイヤの溝の深さより、タイヤのゴムの硬さに依存するため、「○年に1回スタッドレスタイヤを交換する」という支出計画を立てやすいと思います。
しかしオトキヨ家は雪国ではないので、スタッドレスタイヤを使用しません。
そのため項目から除外しています。
車メンテナンス貯金 メリット
車メンテナンス貯金のメリットは以下になります。
・毎月定額を貯金(支出)するため、支出を平滑化することがきるので家計管理が楽!!
・突然の大きな出費に伴うストレスがなくなる!
・これだけやっておけば、車に関する費用はそれほど気にしなくて大丈夫!
むしろ気にしなくなる!
上記に記載したように、「精神的なストレス」が減ることがメリットになります。
税金・車検費用は、時が来れば払わなければならないお金です。
車メンテナンス貯金をしても、しなくても結果的に出ていくお金の総額は変わりません。
それならば、精神的負担を軽くし、家計管理を楽にできることが最大のメリットだと私は思っています。
実はこのやり方は母から教わりました。
母曰く、毎年5月は自動車税の時期と、車検の時期が重なっていたため、その月の出費が大きかったそうです。
そのため通帳残高をみると、一気に貯金が減っていて、寂しい気持ちになるとのことでした。
それがイヤなので積立貯金をすることにしたそうです。
それを聞いて、
「確かにそうだ!!」
と納得して私も始めました。
私はさらに、車検時の修理費用、任意保険費用、エンジンオイル費用等、必ず支払う項目を追加して「車メンテナンス貯金」としました。
はじめは、さらにガソリン代、高速料金代も見込んでいましたが、運用が難しかったため項目から除外しました。
(…その理由もまたの機会に書ければと思います。)
手前味噌ながら、実際やってみるとかなり家計・精神的負担が減りますので、おすすめです!
私は地方在住なので、どうしても「車必須」になる地域です。
車は普通車と軽自動車の2台を保有しています。
周りを見ると3台以上保有している家庭も多いです。
みなさんもそうではないでしょうか?
次回は、実際に毎月いくら貯金をするのかを、オトキヨ家の実例で説明したいと思います。
↓次の記事