著者:樺沢紫苑
発行:2011年発行
当ブログで何回も言っていますが、私は慢性的なうつ病です。
著者の樺沢氏の本を何冊か読んで、共感できたり、新たなことを知ることができたので、
次は、うつ病対策のために、この本を手に取りました。
以下、紹介・要約・まとめになります。
<本の紹介・要約・まとめ>
心の病を防ぐためにはストレス軽減が必要。だがストレスは自分自信では感じにくいものでもある。
ストレスが溜まってきたなと感じる時には、もう、うつ病の入口にいることもある。
私は自分自身の体調の変化に気づくことが疎いので、ストレスを溜める傾向にあったのです。。。
苦しい時に出る3大脳内物質ストレスホルモン、「ノルアドレナリン」、「アドレナリン」、「コルチゾール」
苦しいと「視野狭窄」に陥り、視界が狭くなる。
もっと客観視するようにして、物事全体像をとらえると、苦しいだけでなく、ポジティブな面も見えてくる。
100%の苦しいはない。人間どこかで、楽しい部分も必ず見ているし、感じている。
「楽しい」は「苦しい」の後にやってくる。
「苦しい」の後にはドーパミンが出て「楽しい」に変わる。
「苦しい」を超えた姿を想像すると勇気が出る。
「苦しい」ときほど楽しいイメージを持つようにしよう。
マラソン選手の高橋尚子さんは、「苦しい時は成長の伸びしろにいるな」と感じるようだ。
「苦しい状態」は「成長過程の真っただ中にいる」と考えるとよい。
「あっ、オレ、今成長中?」と思うようになりました。
苦しい、困難、失敗、悩み、壁 → 挑戦、チャレンジ、チャンス、成長過程、貴重な体験、飛躍、超越 などのポジティブな言葉に言い換える
ドーパミンは自発的な行動から分泌される。
自分の状況、体調、気分を数値化して記録に残すだけでも楽になる。
そこに、今日の自分の体調・気分の点数をつけるようにしました。
脳はご褒美が大好き。報酬を与えると勝手に頑張ってくれる。
人は、他人のためには頑張れる。
ボランティアや社会貢献は、エンドルフィンが出て自分も他人も幸福になる。
他人との相性は思い込みかもしれない。先入観で決めつけないこと。
あなたの嫌いな人は、あなたに似ている人かもしれない。
人を「好き」、「嫌い」の2択から、「好き」、「嫌い」、「ふつう」の3択にするだけで「嫌い」の数が減る。
選択肢に「大嫌い」を含めると、嫌いな存在はなくなる
「嫌い」な人とは、コミュニケーション量が圧倒的に足りていない。自発的にコミュニケーションを増やすと関係は改善される。
それだけで気分が楽になりました。
真面目な人ほど、深刻な人ほど、相談しない人が多い。
相談するだけで、原因は解決しないかもしれないが、苦しいは軽減できる。
もっと人に相談しよう。
誰にも相談できなく苦しんでいました。。。
心筋梗塞とうつ病を併発している人で、社会的支援がない人(仲間がいない人)は通常よりも3、4倍も死亡率が高くなる研究結果がある。
仲間の存在は大切。
仲間を持つ方法として第三のコミュニティを持つ。
仕事、家族の他に、習い事や地域やネット仲間やサークル仲間でもよい。
友達やコミュニティはバライエティに富んでいる方がよい。
苦しい時は、誰とも会いたくない、話したくないと思うかもしれないが、「孤独」は苦しみを何倍にも増幅させてしまう状態であることを理解せよ。
コミュニティを持つためにツイッターを始めました!
過労死の原因は睡眠不足にもある。
1日6.5~7.5時間寝ている人が最も寿命が長いという研究結果もある。
仕事を家に持ち込んでやることは、副交感神経が休まらないのでやるべきではない。
樺沢さんの「読んだら忘れない読書術」という本に、「本は読むだけで終わらすな。アウトプットをして自分の血肉にして自己成長につなげろ。」という言葉があります。
今回の本も実行に移して、自分の血肉とします!