【映画紹介・感想】

【映画】前科者

原作:マンガ「前科者」(ぜんかもの)

監督・脚本:岸 善幸

主な出演者

・有村架純 ・磯村勇人

・森田剛 ・北村有起哉

・若葉竜也 ・石橋静河

・リリー・フランキー

<紹介・感想>

原作は漫画で、読んだことはない。(ビッグコミックオリジナル)

テレビドラマ化の後に映画化。僕はテレビドラマを見た後に映画を見たが、その順序の方が、保護司の仕事、概要、ストーリーがよくわかってよかった。

保護司とは、犯罪者や非行に陥った人の更生を手助けするのが仕事で、非常勤の「国家公務員」である。しかしながら、国家公務員でありながら、「無給」。別の言葉で言えば「ボランティア」になる。

ボランティアといえど、免許?資格?が必要なようで、講習を受けている様子がテレビドラマで描かれている。

このような職業が存在することを、僕はこの作品で初めて知った。

犯罪者の更生の手助けをするのが仕事のため、当然ながら様々な問題や人生模様に直面した人々と接するのが保護司だ。色々な人生模様が描かれている。

世の中、まだまだ知らないことが多いと感じさせられる作品であった。

主演は有村架純さんだが、容姿は地味な仕上がりになっている。おそらく原作に沿ったものだろう。女優さんなら地味に仕上げても容姿端麗が抜けないものだが、有村架純さんは、見事に「地味」だった。本当にその辺りに実在しそうな仕上がりになっていた。劇中では、言葉を選んだゆっくりとした喋り方が印象的だった。

感動的なヒューマンドラマでも、インパクトがある映画でもない。ただただ、「保護司」という仕事がこの世にあり、保護司に定期的に合わなければならない人、または保護司を必要としている人がこの世にいることが知れただけでも勉強になる作品であった。

また、無給でありながら保護司になりたいという、僕にはまだ理解できない「何かに超越した人間」(賢者?)がいることも知ることができた。

この世に生きる人間の一人として考えさせられる作品であった。

またこの作品で「石橋静河」という女優さんがいることを知った。

今回の作品で彼女は見事に役にハマっていた。彼女の別の作品も見てみたい。

 

 

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