【映画紹介・感想】

【映画】閉鎖病棟-それぞれの朝-

原作:小説「閉鎖病棟」

監督・脚本:平山秀幸

主な出演者

・笑福亭鶴瓶

・綾野剛

・小松奈菜

・渋川清彦

・小林聡美

<紹介・感想>

原作の著者は精神科医ということもあり、映画の内容は精神病棟で生活する人々の人間模様を描いた作品である。

主演の鶴瓶さんは、「普段テレビで見る鶴瓶さん」そのままの話し方、立ち振る舞いだった。しかしながら彼の演技が見事に役に合っており、終わってみれば、圧巻の演技であった。この作品で日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞しているが納得がいく。特に印象に残ったのは、最後の法廷の場での演技だが、セリフがないのに関わらず、表情のみで苦しみ、訴え、願いを切なく表現していると感じた。

全体的には、ほっこりとしながらも、どこか悲しみが残る作品であった。

自分自身、うつ病の時に見た映画だが、自分以外にも様々な精神の病を患って生きている人が多くいることを知った映画でもあった。

精神疾患でも、強制入院と自主入院(任意入院)があるようだ。

久しぶりに綾野剛さんの映画を見たが、上から目線で申し訳ないが、本当によい俳優さんになったと感じた。昔から好きな俳優さんの一人です。

この作品で初めて小松奈菜さんの演技を見たが、直感だが、今後も日本映画界を引っ張っていく女優さんになると感じた。俳優の新井浩文さんや、染谷将太さんは「死んだ目俳優」と呼ばれることがあるが、彼女はその女優版だと感じた。今回の役柄がそう思わせたかもしれない。今後の彼女の作品も見ていこうと思う。

調べてみると、日本アカデミー賞でも様々な賞を受賞している映画だった。

 

 

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