「うつ病」と言っても、詳細な症状は人それぞれ違うことは、前回の記事で紹介しました。
うつ病になったことが無い人に、うつ病のことを聞くと、
「やる気がでなくなる病気でしょ?」
ぐらいの反応でしょう。
でも、そうではないのです。
うつ病の症状は人それぞれに違い、千差万別なのです。
ここでは、僕の場合のうつ病の詳細な症状を紹介したいと思います。
僕の場合、うつ病になると、3段階くらいの「うつ病レベル」に分かれます。
さらにそのレベルの中でも精神や身体への影響が小さいものから、大きいものもあるので、
影響を順番(数字で)に表していこうと思います。
うつ病患者の方なら、共通する症状もあるかもしれません。
レベル1:「うつ状態」
まずはレベル1ですが、いきなりですが「うつ状態」です。
この状態だと、まだ仕事も生活も普通にできますが、
しかし、気分としては、決して良いものではありません。
1.気分が晴れない。
2.頭(脳)が晴れない、冴えない。
→脳にいつも霧が掛かったようなイメージ。
→脳にいつも黒い雲がまとわりついたようなイメージ。
→脳にいつも帽子を被せたようなイメージ。
3.生活自体がめんどうになる。
・歯を磨くのが面倒になる。
・風呂に入るのが面倒になる。
・食事をするのが面倒になる。食欲がなくなる。
僕の場合、2.の脳が晴れなくなった時点で、もう要注意です。
レベル2:「フリーズ状態」
私の場合、レベル1の状態が続くと、次にレベル2の状態になります。
その時に、「予兆」がきます。
「予兆」を感じます。
レベル2になる「予兆」ですが、結構突然来ます。
じわじわと来る感じではなく、短時間の間に一気に来ます。
言葉で表現することは難しいですが、「来る!」、「来た!」という表現が僕の中では一番しっくりきます。
そうなると、レベル2のフリーズ状態になります。
1.パソコンのキーボードを打つことが出来なくなる。
2.頭で物事を考えることが困難になる。
3.電化製品の電線をハサミで切断したような感覚で、思考が停止する。
完全にフリーズ状態になると、もう自分ではどうしようもなくなります。
手に負えない状態です。
仕事が手につかなくなります。
立っていられなくなり、とにかく横になりたくなります。
また、非常に涙もろくなります。
でも不思議と家に帰ることは出来ます。
(安心できる場所には行くことはできます。)
フリーズ状態になると、もう、どうしようもなくなります。
「予兆」を感じたら、すぐ仕事の手をとめて、気分転換するか、早退します。
レベル3:「完全な無気力状態」
レベル2を超えてレベル3になると、「完全な無気力状態」になります。
ここまでくると、もう私生活が出来ません。
1.何もする気がなくなる。できなくなる。
2.普通に「死にたい」と考えるようになる。
3.何も考えれなくなる。
4.起き上がることができなくなる。
5.手足を動かせなくなる。
6.しゃべれなくなる。
私自身も、レベル3の経験は多くはありませんが、
もう自分ではなくなります。
何者でもなくなります。
廃人のようになります。
この状態になると、生き地獄です。
まとめ
以上がオトキヨのうつ病の詳細症状です。
昔は、動悸とかもありましたが、最近は一切ありません。
私の場合は、レベル2の「フリーズ状態」になると、もう自分では手に負えない状態になるので、何とかフリーズしないように、「うつ状態」の初期段階から気をつけるようにしています。
レベル1でも書きましたが、「頭(脳)が晴れない」状態が続くと、レベル2に症状が進行していきますので、様々な対策をするようにしています。
さらに言うと、まずレベル1の「うつ状態」にならないように、毎日様々な活動・訓練をしています。
情けない話しですが、僕は雨の日や曇りの日が続いただけで、「うつ状態」になることがしばしばあります。
天候で気分が大きく変わるなんて、普通の人からすると、馬鹿馬鹿しい話と思われるかもしれませんが、うつ病患者とは、こうゆうもんなんです。
だから苦しいんです。生きづらいんです。